「習うより慣れる」ということ
英語で日記を書く習慣をつけるというのは、英語の習得にはとても効果的です。
多くの人がこれまで学校では英語は勉強するものと教わっていたと思いますが、英語は勉強するものというよりは使うものです。
語彙力や文法がしっかりできることにこしたことはありません。
当然できたほうがいいに決まっています。
でも、知識はあっただけでは意味はなく使って初めて意味のあるものとなります。
そういう意味で英語は「習うより慣れるもの」です。
私は、日本の学校の教育方針のせいなのか、試験や資格のために一生懸命勉強をして深い知識をつけたのに、それを使わずにいる人が多いように感じます。
優秀な大学を卒業したのにも関わらず、英語を日常レベルで使えるようにはなっていない人が多いのも、そのためではないでしょうか。
それでは非常にもったいないので、英語の勉強をしながらTOEICのスコアを上げつつも、更にその先の英語を実用できる状態にすることを意識していった方がビジネスの現場ではとても役に立ちます。
英語を実用できる状態にするためには、毎日英語に触れて英語を使い続けることが一番です。
日常生活の中で英語を使う習慣を作っていきましょう。
twitterを使った英語日記
そのための方法として、英語で日記を書くことをおすすめします。
といっても、いきなり真っ白なページを開いて日記を書こうというのはハードルが高いかもしれません。
そうではなくもっと軽く考えて、毎日英語で思ったことをつぶやくくらいなレベルで構いません。
そのための手段として、つぶやく = ツイートすることから、twitterを使うのがやりやすいです。
ここではtwitterを使った英語日記の書き方について紹介していきます。
もちろんFacebookなどを用いても構いません。SNSを効果的に使いましょう。
まず、そもそも英語で日記を書くということ自体に抵抗がある人がいるかと思います。
最初は難しそうに感じるかもしれませんが、やってみるとそんなに難しくはありません。
それにはコツがあるからです。以下に、そのコツを書きます。
日本語→英語に変換するためのコツ
実際に例を書いてみます。
↓
今日は一日中仕事でトラブルがあった。
忙しい一日だった。
家に帰った。
ゆっくりお風呂に入ってリラックスした。
ゆっくり休んでリフレッシュした。
↓
I had a trouble at my work all day.
I had a busy day.
I went to my home.
I took a long bath to relax.
I took a good rest, I refreshed myself.
どうでしょうか。難しく感じますか?
そんなに難しくはないはずです。気楽に書くことが重要です。
ポイントとしては、「I (動詞) ~ 」という形で書き始めるとやりやすいです。
日記なので誰が見てるわけでもないし、たとえ文章が間違っていても誰も何も言いません。
自分の自由に書きたい内容を書きたいように書いていく中で、次第に文章の精度は上がっていきます。
書く内容は日常生活のことでもいいし、仕事、英語の勉強の記録、その日思ったことでも何でも構いません。
特に書く内容を決めないことがポイントです。
せっかく英語の学習をするので、目標設定、進捗状況、感じたことなどを書いてみてもよいと思います。
実際に私が書いたみた例をいくつか載せます。
(例1)日常生活
(例2)仕事
(例3)英語学習
どうでしょう。イメージがつきますよね。
もちろんtwitterやFacebookなどのSNSを使わなくても、手帳に書いたりしてもよいです。
私はどちらかというとデジタルよりもアナログの方が好きなので、実際に書いたりする方が好きです。
大事なのは、日頃から英語をアウトプットするクセをつけるということです。
ですので、そのための手段は何を使っても問題ありません。
twitterであれば登録するだけで使いやすいのと、好きな人をFollowできるので、それもまた面白いです。
例えば、トランプ大統領、好きなスポーツ選手など、何でもよいので他の人のツイートを読むのも英語に触れるきっかけになります。
また、The New York TimesやCNNなどのニュースサイトをFollwすることもできるので、ニュース動画などを流し見するだけでもよいです。
ただ一番の目的は英語をアウトプットする力をつけることなので、読むことはほどほどにして書く練習をしていきましょう。
英語をアウトプットするコツ
それでも英語を書くクセをつけるのはハードルが高いと感じる人は、以下を意識するとよいです。
・なぜそういう表現をするのかなど細かいことは気にしない
・1日1~3行程度でもよいので気軽に取り組む
最初から自分で文章を作り出すのはやはり難しいです。
そうではなくて、決まり文句や定型文などをそのまま使って、表現を覚えていくのが取り組みやすいです。
そのときに大事なのは、深く考えすぎないことです。
日本人は比較的多いように感じますが、「なぜこういう表現になるのか?」を考えすぎると手と足が止まってしまいます。
「なぜ?」を突き詰めるのは良いことではありますが、時と場合によります。
英語はコミュニケーションのための言葉なので、「そういうものだ」と理解してしまった方が断然早いです。
そしてさらに重要なのは、自分に課すハードルを上げ過ぎないことです。
いきなり英語で小説を書こうと思ったらほぼ確実に挫折します。
そうではなく、できる範囲で取り組んで少しずつその範囲を広げていく方がよいです。
やっていくうちに語彙を覚えていったら書くのが楽しくなってくるので、良いリズムが生まれます。
そのためにはtwitterでつぶやくくらいのレベルがやりやすいです。
これらのことができるようになったら、さらに以下を意識するとよいです。
・英英辞典を活用する
英英辞典をうまく活用することで、語彙力の幅を広げることができます。
難しい単語を表現する際に、簡単な単語を組み合わせて表すという思考力がつけられるため、英語を使う脳みそをつくるには最適です。
日本語でも難しい言葉を簡単にわかりやすく説明するというのは意外に難しいですよね。
そのため、わかりやすく相手に伝える表現を考えるというのは、よい頭のトレーニングになります。
英語の思考力をつけることで、頭の中で単語の組み立てができるようになりスラスラと言葉に出てくるようになります。
続けるとどんな効果があるか
「単語を覚える」といっても、さまざまな段階があります。
英語をペラペラ話せるというのは、3の段階です。
座学で教科書を広げてというような学校の勉強などでは、1,2までしかできるようにはなりません。
そのため、英語テストの高得点者が意外に英語を書いたり話したりできないのが多いのではないでしょうか。
英語日記を習慣づけることで3の状態にすることができます。
単語力を増やすことができ、英語を自分で使いこなせるという本当の意味で「身につく」状態になります。
英語はテストの点数を上げることが目的ではなく、使いこなせるようになること、さらにはそれを使って昇給・昇進などで利益につなげることが目的です。
稼げる自分になるために、英語日記をとおして実用英語を身につけてはいかがでしょうか。
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