英語の多動力という本を読んで
本サイトはビジネスマン向けの英語学習をテーマにしているので、今回はホリエモンから学ぶ英語術について、私の意見も含めて書いていきます。
ホリエモンいとえば、ビジネスの最先端を行っている代表的な人ですよね。
確か最近はロケット開発にも着手していると認識してます。
そのため、ビジネスにおける考え方はとても参考になります。
英語は、今後のビジネスに必要となってくる道具であるため、英語学習についても同様です。
今回は以下の本を読んで、重要だと感じた部分をピックアップしてお伝えしたいと思います。
あくまで私が感じたところなので、詳細は書店に行ってこの本を読んでいただければと思いますが、ビジネス(英語)に対する本質は感じ取れるので、ぜひ考え方を盗んで自分の学習に取り入れていただきたいです。
実践こそ全て!
まず中学、高校と英語の教育を受けてきた人ならこう思うのではないでしょうか。
「英語は勉強して身につけてから、実践で使うもの」
これは必ずしも間違いではありませんが、ビジネスの現場から言うと正しくありません。
英語はビジネスを成功させるために必要なツールでしかありません。
そのため、いくら英語が堪能になろうとも、それだけで利益を生み出すものにはなりえません。
このグローバルで多様化している時代で、本来やっているビジネスにプラスして英語力があることで、相乗的に利益を大きくしてくれるという位置づけのものです。
何かをするとき「目的は何か?」という部分がずれていると、進め方も変わってきてしまうので、意識する必要があります。
ホリエモンは「まず実践すること」の重要性を述べています。
ここは技術ではなくマインド的な話になってしまいますが、そのとおりだと思います。
勉強してある程度力が身についてから現場に出るのではなく、まず現場に出てしまって失敗を繰り返しながら、実践の中で自分の力をブラッシュアップしていく。
この方が利益を上げるというビジネスの目的に直結します。
「失敗するのが嫌だから…」
「恥ずかしいから…」
そう思う感情は全てやる理由・できる理由にしかなりません。
できるからやるのではなく、できないからやるわけです。
できるんだったらやる必要ないし、できないからやる必要がありますよね。
このように考え方を変え、行動を変えることで、必然的に結果も変わってきます。
この部分はとても参考になるので、英語を必要とするような場所で働いているビジネスマンの方は、もしチャンスがあるのであればどんどん手を上げていく意識を持つとよいですね。
海外顧客とやり取りする機会がある、英語のプレゼンをする機会がある、海外部門への異動や出張の機会がある、などチャンスを探したらいろいろ転がっているはずです。
自分から能動的に現場に出て、実践を通じて英語を学んでいきましょう。
英語を学ぶ必要性とは?
では、そもそも英語を学ぶ必要性とは何でしょうか?
今の時代グーグル翻訳やAIによるポケット翻訳機などの技術はどんどん進歩してきています。
「機械が翻訳してくれるデジタルな時代なんだから、人が対応するようなアナログなやり方なんて古いのでは?」と思う人もいるかもしれませんが、私はそうは考えません。
英語を学ぶことは、その人に大きな利益をもたらしてくれます。
結論から言うと、英語ができるようになるということは「自分がレアな人材になれる」ということを意味しています。
機械が発達したら技術の差別化はなくなりますが、どんな時代も人の能力の差別化はなくなりません。
むしろ技術が進歩していく次第だからこそ、より人としての能力が求められてきます。
問題に対する臨機応変な対応能力、解決力、先頭に立って人をリードしていく力などです。
これらがある人とない人を比べたときに、あなたはどちらの人材を起用したいと思いますか?
当然前者のはずです。
「レア人材を目指す」ことで、どんな職場や環境でも優位な位置に行くことができるということは、大きなメリットだと思いませんか?
具体的に、レア人材を目指すことで以下のような可能性が見えてきます。
・今の会社でのポジションの優位性
・40~50代以降になって英語が話せれば、後々も活きる価値となる
・グローバルな時代の変化への対応
英語が全てというわけではありませんが、これらがあれば未来の展望はより明るくなるはずです。
特に、20~30代で英語が堪能な人というのは割りといると思いますが、40~50代以降で英語が堪能な人の数は少なくなってきます。
人生100年と言われている時代で、未来も差別化できるのは非常にメリットがあると言えます。
そのため「今」だけでなく「未来」をイメージしたときに、英語を学ぶ意味は大きいということができます。
このあたりを意識するだけで、学習のモチベーションは大きく変わってきますね。
学びとお勉強は違う
そして、ここでもう一つ言いたいことがあります。
それは「学び」と「お勉強」は違うということです。
この本でホリエモンも以下のように述べています。
お勉強 … 受動的。人からやらされる。嫌なことでも嫌々やる。
小・中・高校でやる内容はいわゆる「お勉強」です。
単語を覚えて、文法を学習して、長文を一文一文精読する。
これが間違っているわけではありませんが、テストに出るから嫌々やるということだと「お勉強」という感覚です。
ここを言及していくと、学校教育のやり方という話になってしまうので詳しくは触れませんが、要は大事なのは「自分が進んでやる」という意識です。
そのためには自ら現場に出て、やり方を見て、まねて、盗んで自分のものにしていくという姿勢が必要になってきます。
机に座って座学をしているだけでは力は身につきません。
また、人によってやり方に正解はありません。
私は、100人いたら100通りのやり方があると思っています。
自分が何をしたいか、どうなりたいかを自分と向き合って、どうすべきか考えて行動していく、これこそが「学び」です。
そのため、自分が好きなことであればそれを優先してどんどんやっていって構いません。
単語を覚えなきゃ…、文法を理解しなきゃ…、そういった「~せねばならない」というネガティブな考え方は捨てて、自分の好きなことにとことん没頭する。
私はそういうやり方でいいと思っています。
あなたは英語学習をするときに、英語を「学んで」いますか?それとも「お勉強」していますか?
ここの意識でも未来は大きく変わるので、今一度自分を見つめなおしてみましょう。
好きなことだけやればいい
ここまでに触れてきましたが、英語学習では「お勉強」ではなく「学び」という意識を持つことが重要です。
そのうえで大切になってくるのがモチベーションです。
嫌なことをやっていてもモチベーションは上がらないし、継続も難しいですよね。
モチベーションを上げるために効果的なのは「好きなことをやる」のが一番です。
例えば、海外ドラマに興味があったら、好きな俳優のセリフやしゃべり方をまねるくらいとことん観るとか、好きな英語の作家がいたら、その人が出している洋書だけをとことん観るとか、単語の学習にハマったらそれだけに没頭するとか、ここは何でもいいと思います。
大事なのは、やっていて自分がワクワクするかどうかです。
ワクワクしないものをやっても能率は上がりません。
好きなことであれば、ずっとやり続けた結果自然と身についてしまうというような経験は誰にでもあるのではないでしょうか。
この順序が正しいなんて誰が決めたんでしょう?
自分が興味がある内容であれば、いきなり長文を読み始めて構わないはずです。
そこでわからない単語や表現があったら辞書で調べながら読んでいく、そういったやり方であれば記憶にも定着しやすいです。
このように、既成概念にはとらわれず「自分のやりたいこと基準」で考えてみてもよいですね。
毎日英語に触れる環境を作ろう
英語学習は継続が大事であるため、日頃から英語に触れる環境を作ることも重要です。
そのためのワンポイントも書かれており、共感できたため紹介します。
例として、以下は簡単にできます。
・テレビを第二か国語の設定にする
まずスマホの英語モードですが、これは設定の画面から簡単にできます。
以下のように画面が全て英語に変わるので、スマホのスイッチを入れるだけで英語に触れることができます。
電卓 → Calculator
スケジュール → Schejule
「こんなこと意味あるの?」と思われるかもしれませんが、きっかけとしておおいに効果があります。
身近なことでも、何気に目に付くことに対して「へー、そうなんだ」と思う回数を増やしていくことが大事です。
同じように、テレビを第二か国語の設定にすることも簡単にできます。
テレビ番組表を見ればわかりますが、第二音声がある番組は意外と多いです。
NHKのニュースなどは英語で聴くことができます。
常時第二音声にしておくことで、テレビをつけた瞬間に英語に触れるようにすることができます。
これらの内容は簡単にできる上に英語の習慣化には最適です。
また、自分のルールを決めることなども効果的です。
毎日1時間海外ドラマを観るようにするとか、もし習慣化が難しければ英会話スクールに入ってしまうという手もあります。
英語を自動化する仕組みを考え、それを積み重ねていくことを意識していきましょう。
おわりに
ここまで、私が「英語の多動力」という本を読んでホリエモンの考えに共感した内容をもとに、みなさんに伝えたいことを書いてきました。
正直な話、ホリエモンの考え方には賛否両論あると思いますが、私は基本的に賛成派です。
確かに世の中を騒がせる発言が多いため、人によって好みが分かれるところではありますが、日本のビジネスを引っ張っていく先駆者としては非常に的確な考え方を持つ人です。
なので、ぜひとも本記事の内容を参考に自分の学習のスタイルを見直してみてもらいたいです。
できない・わからないから挑戦する人、未来志向で前向きな考えを持つ人が成功しやすいと言えます。
そのためには「できない理由」ではなく「できる理由」を考える、恥ずかしがらず行動する、というように考え方を変える必要があります。
ホリエモンのマインドを持って、どんどん世界に飛び出していきましょう。
世界にチャンスはたくさん転がっています。
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