世界一わかりやすいTOEICテストの授業[Part7 読解]のレビュー

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世界一わかりやすいTOEICテストの授業[Part7 読解]とは?

今回は、世界一わかりやすいTOEICテストの授業[Part7 読解]という参考書について書いていきます。

世界一わかりやすいTOEICテストの授業[Part5&6 文法]の記事でも書きましたが、これは関先生が作成されたものです。

皆さんは関先生をご存じでしょうか。

最近はやりのスタディサプリENGLISHで講師をされている有名な先生であり、CMにも出てくるので知ってる人は多いと思います。

TOEIC関連の本シリーズのテキストとしては、Part1-4のリスニングに特化したものPart5,6の文法に特化したものなどがありますが、本書はPart7のリーディング長文対策に特化したものとなっています。

数あるTOEIC対策書(もしくはTOEIC講師)を比較して、関先生の何がすごいかというと、それは「言うことがズバリ的確で的を射ている」ということです。

説明がとてもわかりやすいですし、テクニックに頼るのではなく英語の本質を理解することを重視されています。

そのため関先生のやり方で学習することで、その場でしか通用しない安易なテクニックではなく、今後英語のどの場面でも使える本質的な力を身につけることができます。

これはTOEICだけに限らず他の英語の試験や、英会話などにも応用ができます。
本書では、そんな関先生の英語に対する考え方の根源を知ることができます。

スタディサプリENGLISHでは月額3,000円ほどで関先生の講義を受講できますが、本書でもスタディサプリENGLISHの講義と同等の内容が学べます。

1冊1,500円という点を考えると、非常にコストパフォーマンスが良いですね。

スタディサプリENGLISHを受講している人はもちろん、受講していない人でも関先生の考え方を盗むことが可能です。

また、TOEIC初心者だけではなく上級者の人でも、普段気づかないような目にウロコの情報が含まれています。

ぜひ本書をTOEIC学習のお供として取り入れてみましょう。

総合レビュー

私が実際に活用してみた結果を以下にまとめますので、参考にしてください。

難易度 初級者向け
本のデザイン ◎ (★★★★★)
内容のわかりやすさ ◎ (★★★★★)
問題の量 ○ (★★★☆☆)
解説の丁寧さ ◎ (★★★★★)
価格 1,500円(税別)
ページ数 223ページ

◆私が使用してみた感想・レビュー

・まずデザインがスッキリと読みやすく書かれているので、初心者でも学習に取り組みやすいです。
・長文問題を読み解くために必要なスキルやポイントが明確に書かれていて、参考になります。クオリティも高いです。
・学習した内容を演習問題で理解できるような構成になっているため、親切な作りと言えます。
・「ただ問題を解く」だけではなく「楽しんで問題を解く」ためにはどうするか、というところまで言及して書かれているように感じました。本質的な理解力を高めることができるという点で、私はとても好感が持てました。
・初心者はもちろん、中~上級者の方も新しい発見がある本です。

本書に含まれている内容

では具体的にどんな内容が書かれているのかについて、書いていきます。

といっても詳細は本書を買った方がわかりやすいと思いますので、どんな構成で書かれているかなどを簡単に触れていきます。

本書は以下の2つから成り立っています。

・シングルパッセージ対策
・マルチプルパッセージ対策

それぞれの構成はほぼ同じで、学習の進め方は以下のようになっています。

攻略法を学ぶ → 例題を解く → 解説を読む → 演習問題を解く → 解説を読む

ここは一般的な参考書と大きく変わりませんが、一つ一つ内容を見ていきましょう。

シングルパッセージ攻略法

Part7はこんな問題

まずここでは、シングルパッセージに対する解き方の基本がわかります。

いざ問題を解くと言っても、本文から読むか、設問文から読むかなどのポイントがわからないですよね。

そのため、まずは基本的な解法の流れが説明されています。
具体的な流れとしては以下のようなイメージです。

文章の冒頭の「Questions ~ refer to the followig ~」という部分を見て、文章の種類をチェックする。(メールなのか、記事なのか、チャットなのかなど)

設問文を簡単に目を通して、どんな問題が出るのか把握する。覚えていられる範囲で2つまで。ここで選択肢まで読んでしまうと、情報が複雑になるので基本は選択肢は読まない。

本文を読む。飛ばし読みをせず上から順番に読んでいき、設問を順番に解答していく。

後はそのまま最後まで問題を解いていく。

基本的にはこの繰り返しです。

特にテクニックなどはなく、設問の種類を整理しつつ本文をしっかり読み込んでいくことで順番に解答する、というのが関先生のセオリーです。

Part7の定説を斬る

参考書によっては「Part7は飛ばし読みや部分読みで対応できる」という説がありますが、ここではそれを否定しています。

部分的に読むと効率が良いように聞こえますが、最近のTOEICでは本文全てを読まないと解答できないようになっているものが多いため、しっかりと本文を読み込んだ方がよいです。

「時間かかってとても全部読めないんだけど…」という人もいると思いますが、それだと結局自分の読解力がつかない、何度も読み直しになって逆に効率が悪い、などの状況が発生するため、正攻法で文章を読んでいくというのが関先生の主張です。

この点は私も賛成です。

最初は時間がかかっても「確実に読める」状態をつくっていくことが、自分の経験上、後のレベルアップにもつながってきます。

Part7徹底攻略!

そしてここが最大のポイントです。
Part7をどう攻略するのか、その3本柱が書かれています。

それは以下の3つのスキルです。

・読解スキル
・整理スキル
・解法スキル

読解スキルは、きちんと英文を読める力です。
まずはここがないとどんな問題にも対応できないので、土台となる部分です。

整理スキルは、本文や設問文に出てくる情報を整理する力です。
TOEICには人名、会社名、場所などたくさんの固有名詞が出てきます。

そのため、メールやチャットなどの文章では誰が誰かわからなくなります。

これをうまく整理するためには、当事者意識を持って文章を読むことや、そのシーンをイメージしながら読むことが効果的です。

他人事ではなく自分事として捉えた方が記憶に定着しやすいですし、文字よりも映像で理解した方が忘れないからです。

また数多く出てくる固有名詞を整理するためには、自分の持ち物(鉛筆、シャーペン、消しゴム)などを使うとよいです。

TOEICは書き込み禁止なので、固有名詞に印をつけておくことはできないですが、鉛筆の先などをその固有名詞に向けておくことでそれと同等のことができます。

こういったことも早く解くためのテクニックの一つなので、使えるようにしておきましょう。

解法スキルは含み表現」と言われる何かを暗示するような表現に意識して問題を解くということです。

suggested、inferedなどのように「何が推測されるか?」という問題は良く出てきます。

ここは本文全体を読む必要が出てきますが、特に含み表現の部分を注意して読んでおくと解答がしやすくなります。

例題・演習問題

例題では、以下のように5つのタイプの問題について、例題を解きながら理解を深められます。

1.「含み表現」に注意!
2.ビフォー&アフターを整理して読もう
3.「登場人物」を整理して読もう
4.内容を記憶するためには「イメージング」を使う
5.「メッセージ形式」の問題に挑戦!

問題を解いた後の[解答と解説]の[ポイント]でがしっかり解説が書かれています。

特に[ここに注目!]というコーナーでは関先生のワンポイントアドバイスが書かれており、参考になります。

演習問題では、合計8問の問題を解くことができ、ここで各タイプの問題の理解度を深められるつくりになっています。

このように、Part7は基本的に「実際に読む」という演習中心の内容となっています。

マルチプルパッセージ攻略法

次に、マルチプルパッセージについて書いていきます。

基本的にシングルパッセージと解き方は同じですが、文章量が増えるのでそれに着目した対策が書かれています。

Part7はこんな問題

シングルパッセージと同じ解き方です。
文章の量は増えますが、順番に解いていくということは変わりません。

固有名詞の数は増えますが、シングルパッセージと同様の対策が効果的になります。
「クロス問題」と言われる問題が出てくるので、ここは意識しておいた方がよいです。

Part7の定説を斬る

「マルチプルは難しいのでは?」というイメージを持たれていますが、そんなことはありません。

文章量が増えるので苦手意識を持つ人は多いですが、実はシングルパッセージよりも解きやすい問題も多かったりします。

苦手意識を持つともったいないので、普通の問題と変わらないと認識しておきましょう。

Part7徹底攻略!

ここでは以下の2つが書かれています。

・2つの英文に「タイムラグ」がある
・クロス問題

マルチプルパッセージなので2つ以上の文章が並ぶわけですが、時系列が離れていることがあります。

以下のようなイメージで、1つ目と2つ目の英文の間に何かを行った事実が挟まれているといった感じです。

1つ目の英文

(何かを行ったという事実)

2つ目の英文

ここを理解していないと「あれ?今どういう状態?」と混乱しやすくなります。

しかし、時系列をしっかり追ったらなんてことはないので、事前に問題の形式を理解しておきましょう。

クロス問題は2つの英文に情報が分散されるということです。
日付や固有名詞などの情報がよく狙われます。

メール文などで固有名詞が出てきたら要注意です。
また「含み表現」も問われることが多いので、ここに注意して読んでおくとその知識が活躍します。

マルチプルパッセージでは、より情報を整理する力が求められると言えるでしょう。

例題・演習問題

例題では、以下のように3つのタイプの問題について、例題を解きながら理解を深められます。

1.「タイムラグ」のある英文に慣れよう!
2.読む順番を変えてみる!
3.トリプルパッセージに挑戦!

シングルパッセージと同様に[解答と解説]の[ポイント]で解説が確認でき、[ここに注目!]という部分で関先生のワンポイントアドバイスが確認できます。

演習問題では、合計6問の問題を解くことができ、ここで各タイプの問題の理解度を深められるつくりになっています。

おすすめの活用方法

本書は初心者向けに書かれているため、これからTOEICの学習を始めようと考えている人にはまず読んでほしい1冊です。

しかし、TOEIC中~上級者の人も今までになかった気づきを得られるので、読んでみることをおすすめします。

本書では「TOEICの誤った定説!?」を関先生が斬ってくれており、「じゃあどうやって対応するのか?」というところを言及してくれています。

これをしっかり読めば、関先生の考え方を自分のものにできるため価値のあるテキストです。

関先生の考え方としては「丸暗記ではなく本質を理解する」という部分を重点に置いているため、ここを盗むことができればどんな英語の試験にも応用できます。

自分のTOEICに対する考え方や学習方法を見直すために活用すると良いでしょう。

また、スタディサプリENGLISHとほぼ同等の内容が書かれているので、コストパフォーマンスが良いという点からもおすすめできます。

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